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インドネシア企業を買収する際の確認ポイント

インドネシアはASEAN最大の人口を抱え、資源・エネルギー、消費財、製造業など幅広い分野で成長企業が存在する市場です。一方で、外資規制や許認可制度が業種ごとに細かく定められており、買収を検討する際には以下のような論点を早い段階で確認しておく必要があります。

外資規制(ポジティブリスト/ネガティブリスト)

インドネシアでは、業種ごとに外資出資比率の上限や条件を定める制度が運用されています。対象業種によっては外資100%出資が認められない場合や、現地パートナーとの合弁が求められる場合があるため、買収対象事業がどの業種分類に該当するかを早期に確認することが重要です。制度は改定されることがあるため、必ず現地の専門家に最新の運用状況を確認してください。

許認可の承継可否

事業運営に必要な許認可(営業許可、環境許認可、業種特有のライセンスなど)が、株式譲渡・事業譲渡のどちらの形態でも問題なく承継されるかを確認する必要があります。許認可によっては名義変更手続きが必要な場合や、再取得が必要な場合もあります。

現地株主・パートナーとの関係

対象企業に現地の少数株主やパートナーが存在する場合、株主間契約の内容、少数株主の権利、将来の株式買い増しに関する取り決めなどを確認します。現地オーナーとの信頼関係が事業運営に大きく影響するため、財務情報だけでなく、経営者・株主との対話を重視することが望まれます。

雇用・労務

インドネシアの労働法制は従業員保護の観点から一定の規律があり、解雇や労働条件の変更には手続き上の制約があります。買収後の組織再編を想定している場合は、労務DDを通じて雇用契約の内容や労使関係の状況を事前に把握しておくことが重要です。

税務

法人税、付加価値税(VAT)に加え、移転価格税制や源泉徴収など、クロスボーダー取引特有の税務論点が発生します。買収スキーム(株式譲渡か資産譲渡か)によって税務上の取り扱いが異なるため、税務専門家を交えたスキーム検討が欠かせません。

まとめ

インドネシアM&Aでは、外資規制・許認可・雇用・税務など、確認すべき論点が多岐にわたります。初期の案件検討段階から現地専門家と連携し、想定される論点を早めに洗い出しておくことで、後工程でのスケジュール遅延やディールブレイクのリスクを抑えることができます。

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